固化剤 YHR液
YHR液事業は平成15年よりはじめたYHR液の研究が評価され、鹿児島商工会議所より経済産業賞 優秀賞を受賞。平成23年2月特許を取得しました。 (YHR液製造・工法に係る特許認定 特許証番号:特許第4675937号)
固化剤「YHR液」の開発経緯
経営基盤を強固なものにするために、 配管設備工事以外の新事業を立ち上げる。
21世紀は環境、リサイクル事業が重要な事業になると考え、
固化剤「YHR液」を開発
YHR液事業について
平成15年
YHR液研究・実験開始
平成16年10月
鹿児島県経営革新事業認定
◎平成16年10月
YHR液製造・工法に係る特許出願
平成20年1月
アミノ酸コンクリート製造に係る特許共同出願
平成20年2月
経済産業省 新連携事業認定(鹿児島県第1号)
新連携事業→異分野間で経営資源を持ち寄り、新しい事業を創出する事業
平成20年12月
鹿児島商工会議所 経済産業賞 優秀賞受賞
平成21年7月
防草モルタル吹付け工法に関する特許出願
◎平成23年2月
YHR液製造・工法に係る特許認定 特許証番号:特許第4675937号
発明の名称:固化方法
平成23年4月
※国土交通省 建設企業の連携によるフロンティア事業採択
建設企業の連携によるフロンティア事業
→国土交通省が地域建設業による新たな市場開拓の取り組みを支援する事業
※鹿児島県トライアル発注制度申請
トライアル発注制度
→鹿児島県が新製品を試験的に発注し、評価する制度
※NETIS(新技術情報提供システム)申請
NETIS→国土交通省が新技術に関わる情報を提供するシステム
※東日本大震災の復旧・復興に資する技術情報を国土交通省
((財)先端建設技術センター)に応募。
YHR液の特徴
●YHR液はパルプ廃液から生成されるリグニンスルホン酸を主成分とする2液性
(YHR-P液、YHR-S液)の固化剤。
●YHR液はセメント系固化剤 【使用セメント量の2~5%使用(※2液合計)】
●2液を固化素材に応じて適宜配合することによって、今まで固化することが困難とされていた
有機物や微細な粒子の物質等を固化し、環境リサイクル2次製品として再利用が可能。
YHR液の種類
YHR-P液 |
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リグニンスルホン酸と塩化カルシウムが主成分で、強度アップの効果がある。 |
YHR-S液 |
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アミノスルホン酸と珪酸ナトリウムが主成分で、有機物の固化や固化時間短縮の効果がある。 |
1.固化素材をミキサーに投入 |
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2.セメントをミキサーに投入 |
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3.空練 |
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4.YHR-P液、水を投入し、練り混ぜる。 |
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5.YHR-S液、水を投入し、練り混ぜる。 |
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6.練り混ぜたものを型枠に流し込み完成 |
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軽石(SLSブロック) 原料:軽石、セメント、水、YHR液 最大強度:21.1N/m㎡ |
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通常軽石はセメントだけで固化しても強度が出なかったが、 YHR液を使用することにより最大で21.1N/m㎡強度を出すことに成功、製品化。 |
アミノ酸コンクリート 原料:海砂、砕石、セメント、アミノ酸、YHR液 最大強度:33.2N/m㎡ |
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通常コンクリートを製造する際に使う水のかわりに 有機物であるアミノ酸を配合したコンクリート。有機物をコンクリートに入れると強度が出ないが、 YHR液を入れることによって、普通のコンクリートと同じ強度を確保できる。 |
石炭灰 原料:石炭灰、セメント、水、YHR液 最大強度:16.5N/m㎡ |
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石炭灰をセメント、YHR液、水で固化し、16.5N/m㎡の強度を確保。 |
中国黄河砂 原料:黄河砂、セメント、水、YHR液 最大強度:31.2N/m㎡ |
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毎年日本にも降ってくる黄河砂をYHR液、セメント、水で固化し、最大で31.2N/m㎡の強度を出すことに成功。 |
再生大理石 原料:大理石の粉、セメント、水、YHR液 最大強度:29.8N/m㎡ |
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大理石を切り取ったあとの粉やくずを、YHR液、セメント、水で固化した再生大理石。 |
施工写真 |
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YHRモルタル吹付けとはモルタルにYHR液を配合した防草対策工法。 |